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【クイズ】徳川家康が、天下統一に向けて江戸に来て最初にしたことって何?

クイズ! 徳川家康が、天下統一に向けて江戸に来て最初にしたことって何?





答えは、「河川整備」。

いやいや、江戸に来て最初にしたことが河川の整備って!……と思ったかもしれないが、これ本当の話だ。

その川というのは「利根川」のこと。利根川、実は「日本3大暴れ川」と呼ばれる川だった。そして、江戸はこの川が流れ込む場所で、氾濫によっていつも水浸しだったんだ。

そこで家康は、江戸に来て最初に一大事業として利根川の流れを変えるための整備を実施。いま皇居(旧・江戸城)があるところに流れ込んでいた利根川を、ずーーと東に流れるようにして、千葉県のほうに行くようにしたんだ。

これによって、江戸の土地は水浸しから解消。しかも河川を整備することで、その周辺に田んぼをつくることができ、生産能力も一気に拡大できた。そうしてつくった米を、整備した河川を使って運べる(昔は自動車なんてないから、船が輸送の主役だった)から、輸送のための高規格道路も一緒につくったようなものだ。

こうして水浸しだった江戸を、人が心地良く住める土地にすることに成功した家康は、ここを基盤に、天下統一と、その後の300年におよぶ安定した幕府を開くことができたというわけ。

そう、実は家康が天下を取れたのも、その後の長い平和を得ることができたのも、河川整備をまず最初に、しっかり行ったからだったりする。

更新日:2023.05.24 Wed

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